柊さんと付き合い初めてから、約4年後の月日が流れた。私は、大学を卒業して看護師となった。
そして、今日もまた私は電車に乗っている。私は、今日から柊さんの働く病院で一緒に働く事になったのだ。緊張で固くなる私の手を柊さんは優しく握りしめてくれる。
「大丈夫だから。俺がいる。」
「柊さん、ありがとう。」
「もう柊さんはやめてくれないか?」
「あ…、……と、透さん。」
「まだ、さん付けか(笑)仕方がないな。それで勘弁してやるよ。」
透さんは私の頭をポンポンしながらいった。
電車は目的の駅へと到着した。