この世界には3種類の高等知能生物がいる。
人間、白翼人、そして黒翼人だ。
白翼人は鳥の様な翼を持ち、自らを天使と称した。
人間離れした身体能力と魔力持つ。
そして黒翼人は人間、白翼人から悪魔と呼ばれ、黒くコウモリの様な翼は『悪の象徴』という烙印を押され人間、白翼人に迫害されて来た。
しかしそれはある出来事により崩れ去った。
19世紀…産業革命
これは今までの白翼人中心の魔法文明から人間中心の機械文明への変換そのものだった。
白翼人、黒翼人より身体的に劣っていた人間。
しかし彼等は不完全であるからこそ知恵を絞り、文明を進化させた。
そして白翼人による絶対主義国家は近代兵器を利用した人間達により次々と倒されていき、人間中心の民主制国家となっていった。
そして黒翼人も自らの自由を手にする為に立ち上がった。
1910年
独立世界大戦
白翼人と黒翼人
天使と悪魔の全面戦争へと突入した。
人間は今まで常に白翼人の言いなりになり、そして加護を受け、そして時には彼等を利用して来た。
今までは白翼人達ベッタリだった人間はここに来てとうとう二つに別れた。
白翼・人間主義
黒翼・人間主義
そして30年も続いたこの戦争は結局決着が付かないまま停戦協定が結ばれて世界は二つの陣営に別れる事になった。
物語は60年後の2000年に始まる。