私は渋々歩いた。
「あ!あのトンネルの様ね。」
トンネルに近づくにつれ、私は、激しい頭痛や、寒気に襲われた。
頭痛はものの一分程度で治まった。
物凄く寒かったので、「部長･･･寒いです･･･」
「え!?どうしたの!?」
「寒いです･･･。」
「ジャージ着なさい。」
「それが･･･家に忘れてしまって･･･」
「じゃあ、私のを貸すわ。着てなさい。」
「ありがとうございます」私は、冷や汗がだらだら出てしまった。
熱は無いのに、しかも夏で暑いはずなのに、何故か、寒い。
他の部員は、皆暑そうにしている。
トンネルに入る一メートル前ぐらいで、吐き気がした
私は、迷惑を掛けたくなかったので、我慢していた。すると、後ろから、
「あのトンネルはやめといた方がいいもんじゃ。」
撮影部全員がバッと振り替えた。
私は、
「お･･･おばあちゃん!」
「如月さんのおばあさん･･･？」
「うん。」
「孫よ、久しぶりじゃのう･･･。」
そう言うと、おばあちゃんはこのトンネルがどういう風に危険なのか話してくれた。
「昔な、このトンネルは建てられた。しかし、このトンネルの元は、お墓だった。お墓を壊された霊達は、怒りを押さえきれず、トンネルを通った人達を次々と殺して行った。」
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