「…………ドコだ?……ここ………」
気付いた時、俺は暗闇の中にいた。
周りを見回しても…ここがどこなのかさえ、分からない……
………さっき気がついてから十分ほどたっただろうか?
さっきより目がだいぶなれ、ぼんやりとだが、見えるようになって来た。
立ち上がり、壁づたいに広さを調べてみるとソコが小さい小部屋のような場所だと分かる。
「……はぁ…なんなんだよこれ…… 電気のスイッチとかもないっぽいし…… 第一、なんで俺はコンナトコに……」
ポチッ
「ん?」
何かを踏んだ感触。
それを感じた瞬間…
パカッ
「うっ…わぁぁぁァア!!」
……俺は何故かは知らないが…と言うかなんでそうなるのか知らないが………
落ちた。
「ぎぃ―――――やぁぁァァアあ!!」
ド―――――ン\r
…数分後、俺はどんだけ深いのか分からない穴から出ることができた。
「痛って〜!! なんなんだよココは〜!!」
「………知りたい……?」
背後から知らない声がかかる。
振り向くとそこには………
美しい黒髪の少女がたっていた。
第一話・END