5人の黒翼人達はテロ集団のリーダの元へと駆け寄った。
「見張り組か。
所々ボロボロだが一体何があった?」
「警察の機動部隊がとうとう正面玄関から強行突破して来ました…
無線で連絡しようとしたのですが…繋がらなくて…
恐らく妨害電波か妨害魔法の影響かと…」
「奴等め…とうとう入って来たか…」
リーダは椅子から立ち上がり会場全体に響き渡る大きな声でこう叫んだ。
「お前ら良く聞け!!
警察側はとうとう行強突破に打って出た。
仲間達も奴等と交戦して傷ついている!!
俺達も強行手段に移る。
邪魔な人質を皆殺しにして闘うぞ!!」
「「「うおぉぉ!!!」」」
リーダの演説に皆雄叫びをあげた。
しかし
ブス…
リーダの眉間にフォークが突き刺さった。
そしてリーダの近くにいた5人の黒翼人達はまるで魔法の様に2人の人間、2人の白翼人、そして一人のカラスの様な漆黒の翼が生えた男達へと変わっていた。