シンキングベースボール1

若武者  2007-10-02投稿
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今回は少年硬式野球チームの話しです


『ぺぺキャッチボールしようぜ』


誘われたぺぺはグローブをグシャっと握りこんでそれに答えた


『いくぞっ』と雅樹は山なりのボールを投げた


ボールを受けとったぺぺは小学生として


最後の大会を終えどこか満足を感じどこかで不安を感じていた


小学高最後の大会で優勝こそ逃したものの


地区大会準優勝の成績を残した


ぺぺはエースで4番として1年間チームを引っ張った


大会準優勝はチーム始まって以来の快挙だ
った


ぺぺはボールを投げ返す時に雅樹に問いかけてみた


『雅樹中学入ったら野球部入るん?』


雅樹は少しハニカミながら『うん野球部しか考えてないよ ぺぺは?』


ぺぺは少し間を置き答えた


『中学入ったら硬式野球チーム入ってレベルの高い奴らと勝負してみたいと思ってる 』

雅樹は少し寂しそうに『そうか・・・』とだけ答えた


雅樹は中学でもぺぺとバッテリーを組んで


二人で一緒に野球が出来ると思っていた


ぺぺもそれをわかっていたので 一番に雅樹に伝えたのだ


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