その後俺は無難に仕事をこなし、二ヶ月ぐらいたって仕事にもなれてきたある日のことそれは起きた。
いつものように電話がなる。
依頼人:あの〜荷物を一つ頼みたいんだけど。
俺:はい!
その日もいつもとかわらない電話で男は場所、時間、荷物の大きさを言うと手短に電話を切った。
内容は、東京駅内の西側の公衆トイレ前に午前8時時間厳守、荷物は黒のリュック一つ。受け渡し人は青いTシャツを着ているとのこと、会ったら、合図として今日はいい天気ですねと言えだった。行き先はその時伝えるだった。
そして目覚ましをつけ眠りについた。
目覚ましが鳴る。あまりねむれず浅いねむりだったせいか体がだるい。
熱いシャワーをあび、支度を済ませると家をでた。
住んでいるいる池袋から東京駅まで電車で30分ぐらいか…。
東京駅につくとまだ時間があったので富士そばで朝食をとった。その後待ち合わせのトイレに向かった。
トイレの前にはたしかに、青いTシャツの若い男が依頼品らしい黒いリュックを持っていた。合図の言葉を言うと男は軽くうなずき、リュックと、封筒をわたしてきた。余計な私語は一切なし、用が済むや男は去っていった。封筒をあけると、仙台生きのチケットと、行き先の住所等が書かれた紙が入っていた。
ちなみに今回の報酬は三十万で前金半分仕事終わりで半分である。
仙台いきの新幹線のチケットをみると出発まであと一時間ほどあったのでベンチで小説でもよみながら時間をつぶそうと思った。
そこで事は起こった。
小説に気をとられてるうちに横に置いておいたリュックがない!!
冷や汗どころじゃない血の気がひく思いだった。
まずは冷静になれと自分に言い聞かせた。
新幹線の出発時間の15分前とせまっていた。
二話 完
三話は来週月曜予定