五千円で買った幸福を半分かじってみた…
半分にした…
そうすれば君に逢いたくなったらまた逢えるぢゃん…
君の所まで後40分位で行けるよ
…心臓がドキドキしてる…恥ずかしいから冷静な顔するけど誤解しないでね
僕は君が好き…
もう君に逢えるよ…後は瞼を閉じればいいだけ…
ほら、おっきなスクリーンでしょ。僕の自慢の映画館なんだ…
小さな光が差し込んで、スクリーンにはあの日の君が映ってる…緑で囲まれた静かな林道を抜けると白い階段が現れてさぁ、下るともっと綺麗な白い砂浜が一面に広がるんだ…
僕は波乗りをして君は大好きな読書に没頭する
疲れたら浜に戻って本を読む君の隣で少し眠る…
でもね、実は君に内緒でちょっとだけ寝たフリをしてた…
夢中になって本を読む君の横顔を観てた…
好きなんだよ、君のその横顔…
好き…
本当に大好き…
まだ君の隣に居て良い?
大好きな君の傍に居させてよ……
愛してる…
あぁ…もう時間だよ…
君を映すスクリーンが歪むんだ…瞼を開くと…
あの景色が広がる…
海の中から見上げる蒼い空
君は今どんな空の下に居るの…?
ねぇ、また逢えるよね?