アタシはまた目をそらした。やっぱりルイの眼は苦手。
「星と同じ??星って光ってるだけじゃない。」
怪訝そうな顔で私は言った。
「はは。星にも色はある。沙羅の眼と同じ色だよ。」
アタシの眼はブルーグレー。星の色もブルーグレー??
「ルイには星の色が見えるの??星が読めると星の色が見えるの??」
「そぉ…だね。星が読めるってことはつまり星と会話をするってこと。沙羅が鏡と会話するように。」
ルイは意味深にそぅ言った。
「……もぉだいぶ夜が更けたね。」
夜風は爽やかに吹く。アタシの長い髪もルイのブロンドも暗闇の中でなびいている。
「そぉだね。今からの時間が星はよく光る。」
「ルイはほんとに星に詳しいのね。ここに来るのは今日が初めて??」
「あぁ、実は結構通ってる。」
ルイは苦笑いした。アタシは少し驚いた。
「今までよくそんな強力な魔力漂わせて誰にも気付かなかったわね!」
「あ、今日はちょっと気が抜けてた。いつもはちゃんて気配消してくるんだけど。」
驚いた。気配を消していたにしてもよく今まで誰にも気付かれずに…。
アタシだって気配を消しておじい様に気付かれないか微妙だ。
この人本物だ。やっぱり鏡の言うことは正しかった!!!