(オレ、こいつと結婚するかも)
そう確信したのは、4回目のデートで4回目の『乾杯』をしたときのことだった。
『うまいうまいうまいっ!
あああ、ビールうまいよねっっ!!
それでこのラーメンの味が絶妙じゃん?酸味と辛さの『究極』だね』
これはもはや『お見合い』相手との会話ではない。
『次どこで会おうか?お店どこか知らない?』
『…。新橋に行きつけの焼き鳥屋があるけど…』
『焼き鳥ぃ!?最高じゃんっ!私スタンドの焼き鳥屋とか大好きなのよ。』
『…。』
オレはどこかクラクラしてた。