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紫穂「…ァタシ達――本当に“イヴェリス”とかいう兵器にのる…の…?」
紫穂は足元の少し先をぼんやりと見つめながら呟くようにいった。
祐希「何言ってんだよ?俺らは早いとこ指定シェルターにもどんねぇと…またセンコウ共にうるさく言われる。」
自分の心配や不安を悟られないように、元気づけるようにいつもの調子できりかえす。
“…クスクス”
シホ「そぉだねっ…」
紫穂は笑ってそう答えた。祐希もまた、この表情(カオ)をみてほっとしていた。
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瑞枝「歩、水夏いるわね?」瑞枝は通信をとった。
歩『はい。キリサキ中佐』
水夏『いるわ!』
モニターに祐希や紫穂と同じくらいの年令と思わしき2人の少年と少女が映った。
少年の方はしっかりものという印象だが、少女の方は活発的な雰囲気を感じさせた。