〜永遠の恋〜3

梨央  2007-10-08投稿
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「よろしく!」

切り出したのはあたし。
休み時間になっても彼の周りに人だかりは出来なかったのだ。


「…おう。」


彼はあたしの顔も見ず無表情で答えた。


「えーと、名前は?」


「……たける」

そう言うと紙に何かを書き始めた。


「これ。」

彼の差し出した紙には 【毅琉】
とだけかかれていた。

「こんな字なの?」


「そう。」


「あたし、佐倉 美保って言うの。」


「佐倉?」


「うん。」


まさか聞き返されるとは……

しかも目があたし見てる。

『格好いいかも…』


前髪で見えなかったけど整った顔。
その目はあたしを真っ直ぐ見てて・・・

思わず顔を背けた。
なんかドキドキしてる。

「佐倉って前の学校にもいてね。」


彼は1人で話し始めた。


「俺と付き合ってたんだ。」


「そうなんだ。」


「あのさ…」

彼が何か言おうとした時、

「美保〜」

悠哉があたしを呼びにきた。


「ごめん。また後で」

この瞬間が好き。
クラス中に彼氏がいる事を見せつけて優越感に浸る。


最低な女=あたし
その通り、ピッタリだと思う。

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