護り屋-吟- CASE1 ロンギヌスの槍

春日  2007-10-08投稿
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路地を奥に入ったところにある周りに似合わない赤レンガ出来たアンティークな古い建物。
建物の壁にはネオン管で
『MAMORIYA-GIN-』と書かれている。
建物に入るための扉には貼り紙が貼ってあり…
ルール
?一ヵ月をこえるお護りはいたしません。
?生き物、又は人物のお護りはいたしません。
?出張はいたしません。

扉を開けると建物の中は予想より広く、二回に通じる階段はあるものの部屋を仕切る壁などはなく建物を支える柱が数本あるのみ
ここがフロアーなのだろう。
部屋の角にはジュークボックス、入り口から見て左手にはビリヤード。正面には年期の入ったデカい木製の机がある。机に脚を掛け男がピザを食いながら椅子に座っている…
男『悪い、食事中だ出てってくれ』
私『仕事を持ってきたのだが…引き受けてはくれないかね?』
男『聞こえなかったんならもう一度言う。食事中だ外で待ってろ』
なんて自分勝手な男だ。私は依頼人だぞ!!普通食事を止めるものだ!!あれが何でも護ってくれる護り屋、吟なのか??あんな奴に任せて大丈夫なのか?

店の扉が開く
吟『お待たせしました、さ中へ』
私はさし出された椅子に座る
吟『で、あなたは何を護ってもらいたいんですか?』



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