2つの鏡〜沙羅〜14

レオナ  2006-03-18投稿
閲覧数[291] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「沙羅ぁぁ!!!!!」

ルイが叫ぶのだけが聞こえた。

ぼんやりと何かが見えた。黒い…大きな……翼???何アレ??

とりあえずルイらしき男が黄泉の兵士を倒したらしかった。

ルイ??誰かがアタシを抱きかかえる。

「さ・・・羅!!!っ・・・・羅っ・・・に言って・・・!!!」

はぁ??何て言ってるの??あーどんどん痛みなくなってきた。死ぬの??鏡の者であるアタシが死んだらこの世界は崩壊してしまうのよ。あー…!!!

「え??」

アタシはものすごい勢いで飛び起きた。

「沙羅!!!」

ルイがいた。

「あ…痛くない。」

“我らのいう通りだ。お前の危機にこいつはお前を救おうとした。”

鏡だけはしっかり握っていた。

ルイの顔を見た。

「沙羅…君…傷!!!傷は!?!!」

ルイはアタシの胸の傷を見ている。サーベルの跡だけしっかり服が破れそこから出血したらしい跡がある。服は血だらけ。

鏡がルイを試すために黄泉の兵士のサーベルをわざとアタシに刺してその傷を癒したんだ。

アタシはルイを押し倒して馬乗りになり両手で首を絞めた。

「うっ…ちょっと、沙羅!!!落ち着こうよ…」

ルイは苦笑いをしてアタシの手首を掴んだ。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 レオナ 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ