君の場所

おさむ  2007-10-09投稿
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いつも彼女を待っているんだ



彼は新宿発の電車の席をとるために



早く来て隣の席に鞄を置いておくんだ


彼女はいつも


電車の発車する直前にくるんだ


毎日


同じ車両に乗り合わせるぼくらは



彼の彼女に対する気持ちを知っている



それはやわらかいオレンジかピンクで



幸せな気持ちと幸せにしたい気持ちであふれているんだ           

今日はまだ来ていないのか


うつむいたり


新聞を読んだり


携帯をいじりながらも


皆気になっている



今日はまだ来ていないのか。


私の気付いた時には


もう電車は走りだしていた。



私にとっては


電車が走っているかどうかなんて


注して関係がなかったんだ


いつも彼女が来たらうれしそうにどかせる鞄を


今日はおいたままなんだ


他の駅からも彼女はくるのかな


『お待たせ』


と笑うのかな




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