「どうしたんだ?いきなり呼び出して…」
「りゅ、流星……わ、わたし………に、に……」
「どうした??」
「妊娠しちゃったの!」
「えっ……」
(やっぱり…下ろさなきゃあ…なんだろうな…)
「俺の…」
「えっ……」
「俺の子供か?」
「当たり前じゃない!」
「………でくれ」
「えっ?」
「産んでくれ。かならずお前とお腹の子を守るから!!」
私の目から涙が流れた
「う、産んで……いいの??」
「当たり前だろ!!お、お前と俺の子供なんだから……」
「流星……………」
「産んでくれるか?」
「はい!」
〜美歌の家〜
「………ごめんなさい」
「あなた……」
「……わかった………幸せになれよ!」
「あ、ありがとうございます!義父さん!」
「まぁこの人も人の事言えないからね(笑)」
「こらっ!來夢!!余計な事を言うんじゃない!」
「あら、本当の事じゃない(笑)」
「お兄様……」
「…………幸福にな……………………」
「お兄様……。はい!」
愛する事………
それは…………
誰かを傷つける
覚悟でしなければいけない………………。
END