今日のきみは機嫌がいいみたい。
笑ってる顔がぼくにとってのお気に入り。
きみの撮った写真もお気に入り。
「晶?」
「悪い!今だけドア開けないで!」写真を現像中…。ぼくは、おあづけ中…。
「ごめんごめん。来週はもう展覧会だから焦ってて!」
「いや、いいよ。てか展覧会って早くないか?日本に帰ってきてすぐなのに。」
晶はハニカミながら
「いや、実はもちょっと早く帰る予定だったんだけど…。」
写真をもっと撮りたくて遅くなったのかと、ぼくは納得。
午後
ぼくの機嫌は最悪に。
「お休みの所ごめんなさい。どうしてもテストの問題を見てもらいたくて。」
英語塾のテスト。なんできみの家に来るんだよ。
電話で話せよ。
嫉妬したって意味ないけど…。
きみは快く。
「いいですよ。問題もとても良い出来だと思いますよ。」
部下の彼女が帰ったらきみはパソコンに向かう。
ぼくを見てよ…。
「浩樹〜飯買いに行かない?」
「ちょっと待っててくれ。」
イライラいらいら…。
ぼくは一人で夕飯の買い出しに…。きみはどんな“おんな”が好きなんだろぅなんて考えながら…。