澄んだ風が気持ちいいこの高台から見下ろすと永遠に広がっているこの蒼い海は誰のもの? 今だけは私のもの いつだったかは二人だけのものだった あの人の手を離す時までは、、、 2000年春 私こと亜美は派手な浪費癖から多額の借金の為 昼は金融業のOL 夜はランパブ嬢という二足のわらじな生活を数年続けている最中だった 今日も6時57分の快速で田舎のランパブへと向かう 疲れてウトウトしているネクタイ族を横目に コンビニで買ったおにぎりとからあげを車内でほおばりながら この人達もまじめな顔してるけどおっぱいに顔埋めるの好きなんだよね〜 あ〜今日はドリンクバックいくら稼げるかなぁ なんていつものようにくだらないことを考えながら栄養ドリンクを開けようとしたその時ミッションインポッシブルの着メロで携帯がなった あら オーナーだ もしもし亜美です
亜美お疲れさま。 実はさぁ 実は何だけど お店が潰れちゃったんだよね〜
はぁ!?なにそれっ どういう事ですか?
いやぁ ちょっと不動産業に手出したら失敗しちゃってさ 店担保に取られちゃってさ 本当に申し訳ない!
なによそれ〜 っていうか働かなきゃ支払いが待ってるのにどうしたらいいんですか〜!
もう 各自で次の店は探してくれ!すまないっ プツ。
もしもし オーナー !もしも〜〜し!
すぐさま女の子達と集まりファミレスで朝までのミーティングとなった。