醜い世界から(1)〜出会い〜

あーや  2007-10-10投稿
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あの土砂降りの雨の日。
傘も刺さずに一人で道端に座り込んでいた僕に、同じように傘を刺さずに歩いてきた君は言ったね。
「あんた、自分だけが不幸だと思ってない?自分がこの世界で1番不幸だと。あたしはそういう奴が大っ嫌いなのよ!」
君のその言葉はその通りだったから僕は何も言い返せなかったよ。
君は何も言い返せない僕に「死ね!バカ!」と酷い言葉を投げ付けて帰ってしまったね。
でもそんなキツイことを言った君がその時、泣いてるように見えたのは気のせいだったのかな?

彼女が帰った後も雨は僕の体を濡らし続けた…。

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