「どぉいうつもり??」
アタシはルイに訊いた。
確かに鏡の言うとおりだった。アタシが刺されたらルイは本当にアタシを助けにきた。黄泉の兵士もルイが倒してしまった。…どうやって倒したんだろう??
でもルイには制裁が必要だ。不意打ちはヒドイわ。
「さっき説明しただろ??」
さっきまで驚いて冷や汗かいてたくせにまたいつもの涼しい顔に戻りやがった。
「ルイー…アタシを誰だと思って??死にたいの??」
ルイはニッコリ笑った。
「困るな…オレまだやらなきゃいけないことがたくさんあるんだけど。」
「じゃあアタシが代わりにやってあげようか??そしたら黄泉に心おきなく行けるでしょ。」
今度はアタシがニッコリ笑った。
「そぉだな…でも鏡がオレを殺すのを許さないだろ??」
「!」
アタシはルイの上から飛び退いた。
ルイはゆっくり体を起こし服に付いた砂を払っている。
「…」
この人何でも知ってるのね。だけど今は色々訊いてはいけない気がするのは何故??だからアタシはルイのことが気になるの??