7月4日
ﾔﾝｷｰ女が復活した。ﾘﾎﾟﾋﾞﾀﾝDありがとうだとさ。礼言うぐらい普通だけど、ちょっと嬉しかった。
相変わらずあの女はウルサイ。やっぱり寝てた方が良かったんじゃねぇの？けどいつもの工場だ。
7月6日
明日は七夕か。工場はその話ばっか。彼女とだの、子供とだの。嫌味か？どうせ俺は一人で酒飲みながら寂しく暮らす男だよ。
けど意外。ﾔﾝｷｰ女が酒「どうせ一人でしょ？飲まない？」
なんて誘ってきやがった。はぁ？なんでお前なんだよ。
「けど、金谷さん病み上がりだし無理しない方が…」
と、遠回しに断ったが
「大丈夫大丈夫。気にしなくていいよ。」
と言うﾔﾝｷｰ女。気付けよ。まあ酒くらいいいかということで明日はﾔﾝｷｰ女と飲み決定だ。まあ適当に合わせて早く帰ろう。
7月7日
仕事終わってﾔﾝｷｰ女と飲みに出掛けた。が、どこもかしこも混みすぎ。ラッキー。
「混んでますね。帰りましょうか。」
と、発言すると
「しょうがないね。うちで飲むか」
俺が期待してたのはその答えじゃねぇ。だが、断れもせず行った。
今思えば何緊張してたんだ俺。女の部屋なんか何度も入ったことあるし、仲のいい女友達の家で飲むこともちょくちょく。なのにﾔﾝｷｰ女程度で何緊張してる。意識してたのかな。んなわけねぇか。あんなに嫌だし、今書きながらでも嫌いだし。きっと気のせいだったんだろうな。
けど、部屋に着いてからの俺は確かに緊張してた。何も無かったけど。酒のせいだなきっと。
7月8日
頭が痛い。酒強すぎるんだよﾔﾝｷｰ女。工場に行ったらいつもの奴がいた。いきなり二日酔いに効くドリンク渡してきた。楽しそうに喋ってるけど、おれ昨日何言ったか覚えてないから。仕事終わりにまた話しかけてきたけど頭痛いとか適当に言って無視。なんか怒ってたな。意味分からん。しかしだ、これ書いてる途中に思い出した。ﾔﾝｷｰ女は今ｶﾞﾗにもない女らしいブレスレットが欲しいと昨日言ってた。しかも、今日買いに行く約束してた。やっちまった。いくらﾔﾝｷｰ女相手といえど約束破るのは男じゃねぇ。ということで今から買いに行こうかな。ダルいな…
7月9日
ごめんなさいと謝ってプレゼント渡した。ありがとうだって。何で照れてんの俺。ﾔﾝｷｰ女相手に。
今日は奴とよく目が合う。見てんじゃねぇ。…俺が見てんのかな…まさか。
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