私達は幼馴染で、家も近く、よく遊ぶ仲だった。
そんなお互いは惹かれ合い、付き合うことになった。
それが幸せの終わりを告げるモノだとは、
そのころ思いもしなかった・・――。
* * *
「私ね、将来は優希のお嫁さんになるんだよ。」
それは、あの頃の私の夢。
優希は優しく微笑んで「それはよかった」と言った。
そんな優希の笑顔が大好きだった。
だから、なにがあっても、2人が離れることはないと思っていた。
優希の心はいつもココにあると思い続けていた・・。