「佐々木君が?」
「うん。佐々木君と悠哉君は前から知り合いで、みんなを驚かせる為に芝居したって。ていうか、2人共演技上手過ぎだから〜」
「あぁ〜そうなんだ」
佐々木君上手く誤魔化したんだ。
「さすがに人殺しはね…」
「だよね〜」
「美保!おはよう♪」
聞き慣れた声。
今あたしが最も聞きたくない声。
「悠哉!どうしたの?」
「一緒に行こうぜ!」
「朝から暑いね〜じゃお先に♪」
なんで悠哉が…
「……なんで家知ってんの?」
「それは、俺が彼氏だからだよ〜」
……怖い。
「行こう!遅れたら美保のせいだぞ。」
「う、うん!」
_________
学校についても、悠哉は隣りに居る。
「あっ!俺4限まで実習だから美保に会えないし〜」
「そっか。」
「あ〜あ。じゃそろそろ戻るわ。また昼休みにな!」
「うん。ばいばい!」
良かった。今日が実習で…
少し気分悪いし、保健室に行こう。
悠哉から開放される。今のあたしにどれだけ嬉しい事か…