ガラッ
「先生〜気分悪い〜」
そこに先生の姿はない。
『ちょうどいい少し休もう。』
ベットのカーテンを開けると……
「佐々木君?」
「うーん……誰?」
「佐倉です」
「あぁ〜佐倉さん」
なんだろう。佐々木君と居ると落ち着く。
「早く出てけ。」
「あっごめん。」
でももっと話したいし、暇だから、聞いてみた。
「もう……寝た?」
「……寝た。」
起きてるじゃん。
「聞いて欲しい事があって。」
「聞かない。」
「なんで?」
「中村さんに話せ。」
「だから!佐々木君じゃなきゃダメなの。」
「………桐谷と別れたいとか?」
「……うん。」
「自分でなんとかしろ。」
「どうして?」
「俺関係ない。」
「あるよ!」
「しつこい。」
「もう嫌なの…別れたい。」
「桐谷に言え。」
「殴られるかも…」
「そうかもな。」
「何とか出来ない?」
「無理。俺寝たいから話しかけんな。」
「バーカ!一生起きるな!根暗!!」
そう言ってあたしは保健室を出た。
いい人だと思ってたのに……