君がいない。3

りん  2006-03-19投稿
閲覧数[285] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「どうしたの…?」
真紀がそう聞いてきた。理由はオムライスの上にケチャップで書いてある言葉。
゙LOVE゙の文字。

…食べられない…
真紀の愛を崩してしまう事になるじゃないかぁ〜!
僕がそう訴えると君は声をたてて笑った。
それから君は自分のスプーンを取って僕のオムライスを崩して、それを僕に食べさせてくれた。

「こうすれば、いいでしょ?」

君は得意げに笑ってまたオムライスを崩した。
真っ白な湯気で二人の顔はくもったけど、二人共笑っていた。


幸せだった…お互いに笑いあえていて
こうして二人で夜を過ごせる…。
それはきっと当たり前のことではなかった…




投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 りん 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
★セレブ御用達★
最高級の死海の塩


▲ページトップ