そして、こうした状況では黒翼人達の評判は当然悪くなる。
『反政府運動を行う過激なテロリスト集団』
そういう烙印を全ての黒翼人に押されてしまったのだ。
そして上流階級では黒翼人と関係があるだけで信用を失ってしまう。
右翼だ、テロの支援者だと叩かれてしまうのだ。
なので美姫の言う『家庭の事情』とは両親が美華の存在を自らの地位の転落に繋がると考えてこの孤児院に入れたという事だろう。
美姫は人間であるが麗奈と同じく一流企業のお嬢様だ。
なので当然政界にもコネを持ち、美華の戸籍を自分の子では無く赤の他人に『改ざん』する事も可能なのだ。
龍華とエルファはそれ以上はその話題を深追いしなかった。
「「…………」」
一同に暗く不穏な空気が流れる。
「せんね〇ごろしー！！！」
グサ
「いってぇぇ…おい！！ またお前かよ！！」
「任務成功！！」
男の子の突然の浣腸に周りの空気は一気に明るくなった。
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