「!おい!待てよ!」
…あの言葉が二人の最後になるなんて思ってもいなかった。
「おはよー!!」
朝日がまぶしくてよく顔が見えない。
「直〜早く起きてよ!」
「なんだよ〜由紀かよ。」
「なにその言葉〜。今日一緒に買い物行くって言ったの直だよ!約束したんだから早く起きてよ〜」
俺は何より寝てる時ほど幸せなものはないと思ってる
寝起きは昔から苦手なんだ
つか昨日彼女の由紀と買い物行く約束をしたっけな…
「直!もう早くしてよ〜。寝癖なおして着替えて行くよ」
まだ状況が理解できないまま仕方なく起き上がる
「はい。おはよ〜」
二回目だろ…
「つか由紀ね久しぶりに海行きた〜い」
「…」
「いい?」
俺は冷静に考えた。
俺の家から1番近い海までは車で2時間はかかる…
だけど最近由紀とどこも行ってなかったからな〜
「い〜よ。久しぶりに行くか」
「マジ?ありがとう〜。超うれしいし。早く行こう」
「つか買い物はいいの?」
「来週でい〜や」
それから俺は寝癖をなおして洋服を着替えてから
「よし!行くぞ由紀」
「やった〜行こ行こ」
俺達は下の駐車場に停めてある車に向かった。