悪魔…
地獄…
現代社会じゃマユツバな言葉だろう、でも有るモンは有るんだからしょうがない。
その日、俺は親父に呼ばれた、親父っていうのはお前らのいう閻魔大王だと思ってくれればいい。
親父は王の間にいた
「呼んだか?親父」
「来たか、ニコ。調子はどうだ?聞くまでもないだろうがなぁ」
「じゃあ聞くんじゃねぇよ。で、用件は?」
「お前に新しい仕事をやる。前から今の仕事を嫌がっていただろう?」
「そりゃあ、あんな退屈な仕事やりたくねぇよ」
悪魔の仕事は死んだ悪人を裁くことだ。本来、親父がやるはずなんだが面倒くさいとか言いやがった…
「でもコンナとこにやる仕事なんかあんのか?」
「心配するなお前の仕事があるのはココじゃない…」
「はぁ?ボケちまったのか?じゃあ、どこにあんだよ?」
「上だ」
「なんだって?」
「地上だよ」