それはある日の放課後の日
「ねぇねぇ刹那聞いて聞いて☆」
と、いつになくはしゃぎながらシセラの机へ走って来たのはライアだった。
「ん、何?何か用?」
「何か用じゃないわよ!!すごいんだから!!!!」
「わかったから早く用件を言ってってば」
シセラはライアの気勢を削ぐようにかっかるそうな言い方でそういった
しかしライアの気勢は削げることなく
「あのねあのね〜来週クリムシティ-第12番中学校に転校生が来るんだって〜☆★しかも二人も♪」
「あんた大丈夫??ここクリム17だよ?」
「そんなの問題じゃないの!!」
「んじゃ何?」
「シセラって小4の時セリスシティ-から来たって言ってたよね?」
「そうだけどライアがそんな発言するってことはまさかそいつらもセリス!??」
「あったり〜♪なんかすごい偶然じゃない?ね♪ね♪」
「ねぇねぇその二人って男?女?」
前の席にいたレカが椅子を後ろに向けて聞いてきた
シセラの知り合いかどうか親友としてか気になるらしい
「わっ!!びっくりしたぁ〜なんだレカか〜
話を持ちかけて来たのはライアだからね、私は知らない」
「えっと…確か男の兄弟だったと思うよ」
するとシセラは急に黙りこんだ
「どうしたの?さっきまであたしの話しあんなに食い付いてたのに…」
「いや、別にところでそいつらの性格分かる?」
「え…無口無表情だから分かんないよ〜」
「えぇ!ライアあったことあるの☆」
「ううん、見ただけ」「な〜んだいろいろ聞こうと思ったのにあっただけか〜」
「だ〜か〜ら〜なんでシセラは黙ってるの?」
「あ、ごめん、私そろそろ帰る」
シセラは複雑な気持ちで帰って行った
シセラは家に帰って
机にある宝石箱を開け中にあった2色の玉を取り出した
「…これって捨てたほうがいいのかなぁ…」そうつぶやいたところで返事は帰ってこない