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パックミン  2007-10-14投稿
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僕はマンションに住んでた。
僕の部屋には猫がいる。
クロは僕のお気に入り。
毎日、学校から急いで帰ってきてクロと遊ぶのが大好き。
でも、クロは人なつっこくないから楽しくなさそう。
エサも残すし、元気がない。
まぁそれでも僕が好きならいいや。
僕は雑貨が好きだから、天井にアルファベットの暗いとこで光るのをたくさんつけてた。
ある日、帰ってくるとアルファベットが一個落ちてる。
テープとかないから後で付けなおそう。
「R」
次の日、疲れて帰ってくると大好きなクロが待っていた。
あれ?クロが何かくわえてる。
またアルファベット落ちちゃった。
「E」
次の日、今日も疲れてなぁ。
家に着くとクロが…
死んでた。
クロ。
クロ。
クロ目覚ましてよ…
クロの横にまたアルファベットが落ちていた。
「D」
クロを近くの公園に埋めに行った。
家でたくさん泣いた。
朝になって今日は休みだ。でも、クロがいないからつまらない。
数年後、学校も卒業して仕事。
久しぶりに学生時代の写真を見た。
色んな思い出を見て懐かしく感じようとしてた。
1枚、真っ赤な風景の写真があるな。
それはクロが死ぬ前の日に撮った写真だ。

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