恋のしずく〜一時の恋〜

 2007-10-14投稿
閲覧数[190] 良い投票[0] 悪い投票[0]

〜これは淡く切ない恋の話〜
寒い…ひどく冷たい風が私の肌を通りすぎていった
かばんをそっとあけ、手編みのマフラーを取り出す
首にまくと暖かさがしみてくる
………そして同時に切なさもわいてくる…
このマフラーは真田にあげるはずだった。
でも真田に渡す勇気もなく…渡せなかった
急ぎ足で凍えそうなアスファルトの家路を一人急ぐのだった


学校と言う場所は好きだ
友達とくだらないことダベって、先生のシケるギャグ聞いて…
真田にも会える
「池原!!」
真田が小声で呼ぶ。
「何か用?今授業中!!」
私は小声で反抗する。
「放課後裏庭来いよ」
そう真田がつぶやいて授業は終わりを迎えた
キーンコーンカーンコーン
予想外だった
もしかしたら…
期待が胸をよぎる
そして期待を胸に裏庭に向かった

裏庭にはすでに真田が座っていた
真田は私に気付くと手をふった
そして短刀直入に
「お前好きなやついんのか?」
と聞いてきた
私は少し迷って
「いない…」
と答えた
「なら…」
真田はつぶやく
「なら?」
私は問いかけた
「俺と付き合ってくれねぇか?」
私の鼓動は波うった
まさかこんに奇跡がおきるとは………
※真田・池原は悪魔でこの話だけの名前です

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 雪 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ