廣馬は静かに語り出した。
廣馬『峰松は強かったよ…森と同じで武器は使わず素手だった…俺も所々助けたけどほとんど奴一人で勝てたと思うほど強かったよ。…もう鬼の方がヘタってきて、勝てるって気がしてきたころ鬼の奴が…
「もぅ俺はおまえに負ける。だが、死ぬんなら…奴を道連れだ!!」って俺に飛び掛かってきた。
俺は銃に弾を込め直してるところだったし、スゲースピードで飛んできたから鬼血者じゃない俺は避けきれなかった。そこに峰松がスッ飛んできて、俺を跳ねとばして数発だけ込めた銃を俺からとり奴に向けて撃ったと同時に鬼の奴も拳を出した。拳は峰松の胸に深く当たった…銃も鬼の胸を貫いたよ………………………で、二人とも倒れこんでこの様さ』
廣馬は涙をためていた
街灯の光を反射させて放射線を描いていた。
鈴木『廣馬、俺は今から森の様子を観てくる。
すまないが春日が怪我をした。俺が来た道を戻って手当てしといてくれないか?』
廣馬『……わかった。…あ!待て、これ持ってけ』
廣馬は5発、弾の込められた銃を鈴木に渡した。
廣馬『それで弾は最後だ』
鈴木『…ありがとう』
鈴木は森を探しに走る。