〜永遠の恋〜19

梨央  2007-10-16投稿
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ゆっくり振り向くと……


「佐倉?」


身長が高くて、
暗そうな雰囲気。
目にかかる前髪で、
整った顔。


ずっと待ってた、会いたかった人。


「久し振り。」


「……なんで?」


やっとの思いで出た言葉。


「……なんでって、美保が泣いてんじゃないかと思って。」


「馬鹿ぁ〜来るのが遅い(泣」


「こんなとこで泣く?取りあえず出よ?」


あたし達はカフェを出て、近くの公園に行った。


「会いたかったの。」


「俺も。」


「さっき、美保って言った。嬉しかった。」


「あぁ。気付いたか。」


「………毅琉」


「何?」


「あたし彼氏つくらなかったよ?」


「俺もだよ。」


「毅琉――」


あたしは毅琉の胸の中で泣いた。


泣いても泣いても足りないくらい涙は出る。

「あ〜あ服ビチョビチョ。」


「………ごめんね?」


「許さない。」


「え〜」


「美保が俺と…………


付き合ってくれたら許そうかな。」


「えっ!?」


「えっじゃない。約束した。また会ったら付き合おうって。」


そう言うと彼は微笑んだ。

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