僕は知っている 三階の小部屋でくつろぐ彼女を 彼女はいつもきょろきょろと部屋を見回して入ってくる 部屋に入ると精一杯伸びをする 携帯をチェックして 薬を飲む 窓から通る人を見下ろして たまに微笑む 僕が彼女に気付いたのは 工事をはじめた三日前 彼女が僕に気付くのは 多分三日後だ
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