ユナイデット

つぐり  2007-10-17投稿
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―…ッ…

またやってしまった…
『アタシ…
なん…か…』
アタシの名前は
柊 亜柚木<ヒイラギ アユキ>
今…私は
またやってしまった…
そう…
リストカット…
初めてリストカットをしたのは―…

丁度肌寒い季節から
人肌程度の
気温になった
頃の事だ…
当時付き合ってた
彼氏に
【お前といると
疲れる】と
言われて
ひきこもりになり…
リストカットに
走ったのだ―…

その当時仲良かった
友達も少なく
自分なんて
いなくていいと
思った…
だから
リストカットみたいな馬鹿らしい事を
してしまったのだ―…一度憧れの先輩に
バレてやめた事も
あったけど
やっぱりこんな人生
早く幕を
閉じたかった…
人には
けなされて…
親にまで【あんたと
いると…こっちまで
情けなくて…
あんたなんか
産まなきゃ良かった】だって…
ほんと死にたい…

『―…ッ……
もう嫌…』
「ちょっと
あんた何…
はあ…また
やってんの??」
母が呆れ顔で一言
『あんたみたいな
親失格なヤツに
言われる筋合い
ないから…
もうほっといてよ!』「ああ…もう
ヤダヤダ…!」
妹の亜由嘉<アユカ>が
言い放った…
『何よ…!』
「出て行ってよ!
ねえ!
出て行ってよ!
あんたのせいで
私は馬鹿にされてる
のよ!?ほんと
最低…」
『ああ…もう
かったるい…
こんな家出て行って
やるよ!』
―…と言ったって
行く宛てもなく…
『人生初の公園生活
かあ…』
そして数日が
たったある日…
あの人に出会って
しまった…
「こんな所で何してんの??」元カレの
裕孝<ヒロタカ>だった…
『何??今更…』
「…!お前…それ…
リストカットか??」
『だったら何よ!』
急に体が温もりに
包まれた…
裕孝に抱きしめられていた…『やめて…
期待しちゃうじゃん』「いいよ…期待
してくれて…」
『…え??……』
「俺から振ったのに…今でも…柊亜柚木が
好きです…心の底から…愛してます…///」『…裕孝…―ッ…』
「泣くなよ…」

それから1年の時が
過ぎて…私たちは
晴れてゴールイン!
アタシの表情から
何から何まで
全て新しい自分へと
変化していった…
リストカットの深い傷はまだ残ってるけど…でもアタシは
これから一生
裕孝を愛する事を
誓います…

2007.10.16
byつぐり

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