証(あかし)〜仕方なく

 2007-10-17投稿
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「そう…。あちらが、そんなことを…。」

純子の母は驚いた顔をしながら、夕飯の仕度の手ををやすめた。
そして食卓についている純子と向かいの椅子に座った。


「直接あなたに、1日も早く伝えたかったのかしらねえ。」

「どっちにしたって、突然過ぎだもの。
私…。お義兄さんのことは嫌いじゃないけど…。
でも、いくら何でも姉さんのあとに私が入るなんて…。姉さんがかわいそう…。」


「向こうは、代々お医者様の家系だし、悪くはないんだけどね。
でも母さんとしては、やっぱりあなたを、初婚の男の人と…と思うわよ。」


純子は、

「やっぱり、お母さんだわ。」

と、ホッとした。


そこに父が、いつもより早く帰って来た。



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