ピンクと言っても原色のチカチカした色ではなく、淡い薄い… でも何か目を惹くような… そんな色だった。 「いちご…」 見慣れない小説と、見たことのない色に、アズサは立ち尽くすばかりだ。 キーンコーンカーンコーン…… ハッと我に返ったアズサは、夢中で小説を読み始めた。 【これを読まなきゃいけない気がする】 その時のアズサは、「読まなきゃ」よりも、 「読む」という方が正しかった。 続く
新着小説100作品 恋愛ミステリSFファンタジーホラーエッセイ日記ノンジャンル公募投稿作品アドベンチャー詩・短歌・俳句スポーツコメディ学園物その他管理人用