いちご小説?

キュウリ  2007-10-18投稿
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ピンクと言っても原色のチカチカした色ではなく、淡い薄い…
でも何か目を惹くような…
そんな色だった。

「いちご…」

見慣れない小説と、見たことのない色に、アズサは立ち尽くすばかりだ。

キーンコーンカーンコーン……

ハッと我に返ったアズサは、夢中で小説を読み始めた。

【これを読まなきゃいけない気がする】

その時のアズサは、「読まなきゃ」よりも、
「読む」という方が正しかった。

続く

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