ただ見つめてたい。

ちひろ  2007-10-20投稿
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雑草は、どんなに頑張っても可憐な薔薇にはならない山平晴果15歳
今年聖央学園に入学した。聖央学園はサッカー強豪高として有名だ。
晴果が思いを寄せる男子もサッカー部だ。

「篠田くぅ〜ん」

女子の黄色い声援が保健室にいた晴果にも聞こえた。
「篠田は人気者だね〜」

若干男勝りな保健の先生、高峰先生が言う。

「篠田君、こないだあの美貴先輩に告られてました^^」

「美貴!?あらら、プライド高い美貴が告るなんて相当な男前だな。」

高峰先生が驚いた口調で言った。
私は保健室の窓から外を覗いた。 篠田君が汗を流しながらサッカーしている。私はただただそれを見てた。

「山平もボケボケしてたら篠田奪われちゃうよ☆」

高峰先生は気付いていたようだ。でも

「私、篠田君がいたらそれでいいんです。」

それしか答えが無かった。

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