普通人は疲れたら寝る。
そもそも眠れないのは脳が睡眠を求めていないからで、時差ぼけなどの生理的な要因以外は大概なにかしらの思考(それも今まで生きてきた経験値では処理しきれない体験によって発生した)に脳内が占有されてしまった時に起きる。
つまるところ悩み事。
これはまことに厄介かつけしからんやつである。
まず答えが見つからない。過去の経験値が無いから当然自分の中からは何も出てこないので、第一段階としては悪戯に自問自答を延々と繰り返す事になる。
ので第二段階としては答えをどこかに求めようとするのだが、夜の夜中に悶々としているもんだから例えばネットや書物に答えを求めたとしても、他人のアドバイスなどとても肯定的に受け入れられる状況に無い。しかもその時間帯に親身になって悩み事を聞いてくれる神仏の化身のような友人がいるはずもなく、更に脳内の悶々℃は加速。
しまいにはその事とは何の関係もない過去の苦い思い出まで引っ張り出して、限り無い自己嫌悪の多重スパイラルに陥るのが第三段階。
こうなるともうなにをやっても駄目である。
さっさと寝てしまうに限るのだが、、、ハァ