青空の向こう

椏守坐(あすざ)  2006-03-19投稿
閲覧数[423] 良い投票[0] 悪い投票[0]

あなたが青空の向こうへいってしまってから

もう 五年も経ちます

あなたは

何も言わずに

私をこの地に残して

勝手にいってしまいましたね

ずるいです

どうして私を置いていってしまうのですか

私がどれだけ嘆き悲しんだか

あなたはご存知ですか

一時はあなたのところへ飛び立とうと

何度も試みた事があります

でもどれもとどまりました

寸前で脳裏を過ぎるのは

あなたの笑顔と旅立つ前に残した言葉

どんなにつらい事があっても

自分を傷つける事だけはしないでください

蘇るあなたの言葉

私はとどまった

この地に この世に この場所に

なぜなら

私が旅立つ事は

あなたを悲しませてしまうから

あなたとの約束を破る事になるから

だから私は生きます

強く前に向かって

困難や寂しさが

私を蝕んだり邪魔したりする事もあるでしょう

でも負けません

強く生きる事があなたとの約束だから

ですから

見守ってくださいね

青空の向こうから




投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 椏守坐(あすざ) 」さんの小説

もっと見る

詩・短歌・俳句の新着小説

もっと見る

[PR]
関東近辺のお葬式
至急対応も可能!!


▲ページトップ