家につく頃には結衣も落ち着きを取り戻していた。
部屋に戻りもぅ一度話を聞いた。信じられなかったが結衣は本気で私に好意を持っていて今の生活から逃げたいらしい。私は結衣に
「止めた方が良い、俺は人に好かれるような人間じゃない。それに、逃げるのは精神的にも肉体的にも疲れるから」
すると結衣は
「止した方が良いと言われても好きになった物は仕方ないよ!それに海斗君は逃げてるんでしょ?私も連れていって…お願い」
私はこの言葉を聞き好きと言ったのは彼氏から逃げる口実だと思い少しガッカリした。そして二人で逃げることになった。私と結衣は場所と時間を決め一度別れた。私はマスターの家に行き事情を話した。そしてマスターは最後に一言
「一度結衣さんを疑う前にまず信じてみて下。人を騙すような娘ではないですよ」
そしてかえる間際、マスターに二つの封筒を渡された一つはどうしよも無くなった時だけ見るようにと言われた。
こうして二人で逃げることになった。