退屈な授業。退屈な学校。退屈な生活。
もう嫌になるこの生活。この毎日。この時間。
今は高校の数学の授業中。
前の無意味な黒い板には、わけのわからぬ記号がズラリ。。。
こんな事が人生のなんになる。
そう、こんなん社会じゃ使わない。
俺には必要ないもんだ。
そんなことを考えつつ、ボケッとしている俺は進。
ノートにはもう数学とはかけ離れた落書きがいっぱい☆
ゴスッ!! 頭に痛みが走る・・・。
「いって―!なんだコラッ!!(`皿´#)」
「授業中だ。お絵描きの時間じゃないんでね、進くん。」
このふざけた教師は担任の野沢、数学担当。
何かっていうと俺を捕まえて説教ぶっこいてくる。
今だってそうだ。周りには寝てるやつもいるし、
ケータイいじくってるやつもいる。
なのになんで俺なんだ。
不公平だ。理不尽だ。あり得ねぇ!
いつかぜってぇ仕返ししてやる!!
俺は学校ってところが嫌いだ。
いや、社会が嫌いだ。大人が嫌いだ。
だけど、自分が大人に見られないのも気にくわない。
矛盾してるけど、それが本当の気持ち。
自分はあんな大人にゃならない。
そんな風に思ってる。
俺が高校にきたのは、働くよりは楽だろう。
そんな感じの理由うだった。
親も高校までは出てもらいたいみたいだったし。
ま、丁度良いんじゃね?
親とはここ半年くらい話していない。
顔みりゃ挨拶くらいはするし、
形だけの会話ならある。
「学校どうだ?」「ん?ふつう」「そうか・・・」
はい、おしまい。これだけ。
成績はなんも言われないし、
将来のことも聞かれない。
正直、俺のことどう思ってんのかわかんねぇな▲
また進が拳骨くらってるわ。
どうせまた落書きでもしてたんでしょ。
で、描くスペースが無くなって、ボーッとしてたらゴスッ!っと一発。
相変わらずね☆
私は進の幼馴染みみたいなもんね♪名前は凜★
小学校の時、隣の席になってからの腐れ縁。。。
ホントにイヤになるほど何もかも一緒。
高校は離れると思ってたのに、
あいつ何気に頭よくって、
県内1の進学校に入ってきやがって★
それがいまいちまだ理解しきれないわ↓↓
とか何とか言ってても、何気に最近気になってるんだけどね、進の事♪