「あれ?進達はどこ??消えちゃった。。。」青い光が本から出てきて気づいたら進達が消えてた。
野沢先生も。
何があったのかしら。
「おい!どうなってんだよ!!」
野沢のヤローが本を渡した瞬間に光が出て、凜が石になった。
「言っただろう。凜はお前が殺したんだよ。」
野沢はたんたんと語った。
「いいか、進。この世界は間違っている。
間違っている世界にお前のように未来もくそもない奴が溢れかえっている。凜を見てみろ、首がもうボロボロだ。あの首が体から完全に切れたその瞬間、凜はもうこの世から存在が消える。そして、あいつの首がどうなるかは、進、お前次第だ。」
「どういうことだ!」「あの像はお前の心。お前の鏡だ。お前が今よりましな心をもてば、首は繋がり、完全にもとに戻れば凜は助かる。だか、お前が腐っていけば、その分あの首はボロボロになり、凜は死ぬ。」
「何をすりゃいいんだ!!何をすれば凜は助かる!?」
「そんなこと、俺が知るか。お前自身が考えろ。」
「ざけてんじゃねぇぞ!野沢ぁ!!」
飛びかかろうとする進。その時、
ピシッ!
首にまたヒビが入った。
立ち止まる進。
「わかったか?お前の心が荒れれば、あいつの首がどんどん崩れていくぞ。」
「本の中に進と野沢先生が映ってる!それに進の周りにある黒い影。何が起こってるの?」
まずは誰かに相談しなきゃ!
凜はケータイを取り出して親友の真希に電話をかけた。
「進と野沢先生が消えちゃったの!どうしよう!?」
「凜、何いってるの?進とか野沢とかって誰?」
え?
真希は同じクラスの女子だから知らないわけないじゃない!!
「ふざけてるなら切るよ?今彼氏とデート中だから。」
ホントにどうなってるの?なんで覚えてないの?
もう、何がなんだかわかんないよ!