「あの時君はこう思っていたんじゃないか?」
そう、言われたら初めからそうであった様に話の流れを持って行く。気付くといつもそうしている
後から思い直すと違う事でも、話を合わせたのは自分で、訂正のしようがない
そんな癖、いつからついてしまったんだろう
議論から逃げて、誰かと同じように頷いて、誤解は解かず逆にもっと深めて自分の逃げ道を塞いで…
一体、誰に何の得があると言うんだろう?
合わせた鏡に映った
無数の裏返しの自分を見つめて問い掛けても
どこからも答えは返って来ない