恋愛初心者

ナツコ  2007-10-24投稿
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静けさを失った部屋に貴方の靴音とドアが閉まる乾いた音が響いた。
頭の中で創られたありきたりな言葉は、また軽はずみに貴方を傷つけてしまったんだろう。
そんなこと考えながら君が出ていったドアを見つめた。

どおして優しい言葉をかけられないんだろう。もっと可愛い女になりたい。一人になった部屋でタバコの煙をはきだした。

小さい頃からスカートよりジーンズが似合う女。ロングヘアーよりショートカット。ボロボロのスニーカーとタバコが相棒で傷まみれの指はいつもギターを奏でていた。

そんなアタシを貴方は『自由の光』と言って『キレイ』と口にした。人を寄せ付ける貴方の笑顔はアタシには眩しすぎた。

初めての感情・・・心に冷たい雨が降ったみたい。貴方に会いたい・・・あいたい・・・アイタイ・・・

貴方が出て行ったドアに駆け寄り追いかけた。もお何も必要ない。何も考えられない。ただ会いたい・・・

貴方に追いついたら、少し頑張って笑ってみよう。そして『そばにいて』って伝えたい。
始まったばかりの私の不器用な恋物語。



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