翌日、私はいつもの様に登校時間ギリギリに教室に着いた。
親友と呼べる程の友達は出来なかったがクラスメートと普通に話せる程度になっていた私は心なしか安心していたのだった…
しかし、そんな気持ちを踏みにじる大衆の視線。
みんなの様子がおかしい事に気づいた。
奇妙な空気に包まれていた時
わざとらしいはっきりとした声が静寂の中響き渡った…
「知ってる?結奈って前の学校で…」
「聞いた!悪かったんでしょ?」
「それだけじゃないよ。子供いたらしいよ」
「マジで!?ショックかも」
目の前で繰り広げられる世界が信じられなかった
そんな事実はない。
でも、人の言葉によって伝わる噂はさも真実の様に広まった
(ただの噂)と思っていたが
放課後、担任からの突然の呼び出しに憤りを感じたのだった