案内人 3「携帯」

白い烏  2007-10-26投稿
閲覧数[282] 良い投票[0] 悪い投票[0]

何だろう、この胸騒ぎは…。
ここの所、何故か解らないが妙に雲の流れが早い、何か悪い事が起こらねば良いが…。
そな時だった、別世界より手紙が届いた。
何故?別世界から私に手紙が…?これが、胸騒ぎの原因なのか?
やはり、当たっていた…。
手紙の内容はこうだ、別世界の中にもう一つ、闇世界成る物が存在する、その闇世界とは…、と、その前に説明して置かなければならない事がある。
まずは、「天井界」
ここは、又、人間界に戻る為と新しい知識を得る為の教育施設だ、ここでの一日は、人間界の三日に当たる。
そして、「別世界」
ここは、人間界で罪等を犯した者に、再教育をする所だ!ただし、人間界に戻っても人間以外の者として戻される事が有る、そしてここの一日は、人間界の七日に当たる。
そして、「闇世界」
人間として戻る場合の契約には、いかなる時も決められた寿命で生きる、と、有る。
そう、自殺は最大の契約違反なのである、その罪を犯した者を収容し、再教育をする所がここなのだ!ここの一日は人間界の三十日に当たる。
しかし、その闇世界に、おかしな動きが有るらしい。
この前の女の子のように、無意識の内に、自殺の契約をしてしまう者が、急増しているのだ!しかも、案内人無しに直接、闇世界に送られているらしい。
この事はすでに、天井界には報告済み…と有る。
かなりやっかいな事になっているようだ。
調べて診ると、どうやら携帯を使っているようだ、例の自殺系サイトだ!
ただし、このサイトを見たからと言って直ぐに自殺をする訳ではない!ただこのサイトを見た者が、興味を示すと裏サイトヘ、そして又、その者の心の波動に同調し、闇サイトヘと変化し、自殺契約をしたかのようにし、自殺させ直接闇世界ヘと連れ去る。
何と言うやり方だ…、速くこのサイトを見つけ出し、消去しなければならない。
仕事はまだ終わらない。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 白い烏 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]
良い成分のみ使用
死海100%の入浴剤


▲ページトップ