秘め事

 2007-10-26投稿
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雨音だけが無心に残って


ただ何の感情もなく耳障りだった



意味無く巡り狂う罵声がまだ消えてはくれない





あの頃と言えばまだ今以上に心の狭い僕がいて

君の事を優しく許してやる事は困難だった





僕は強くなかった

それを認めさえする勇気も持ち合わせていなかったから

現実から目を逸らして

打ち続ける闇にひたすら溶けた





あの時君を拒絶したのは












ただ弱いと気付かれたくはなかっただけ


君が悪いんじゃないよ



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