バス停から学校までは歩いて3分。学校が始まるのは朝9時だけどアタシと秀は7時55分に着くバスに乗る。藍治はそれより早い7時48分に学校にやってくる。裕太と鈴子サンが大体8時15分から25分の間。
「「せーの!」」
ガラッ。
「「おっはっようぅ!!!!」」
アタシたちは声を合わせハイテンションで生徒会室のドアを開けた。
藍治はものすごくビックリしている。演出成功。アタシと秀は顔を見合わせニヤリと笑った。
「お、おはよ〜…」
藍治は苦笑いをしながら言った。
「びっくりした!?!!」
アタシは藍治に訊いた。
「びっくり………してねぇ!!!」
「びっくりした人は今日帰りにマックでお姉さんにスマイル下さいって言うんだよ。」
秀が言った。
「オレこないだ裕太と一緒の時、ロッテリアのお姉さんにスマイル下さいっ!!!って言ったらウチは有料ですけど??って言われた。」
アタシと秀は大笑いした。
「藍チャンバカじゃん!!!お姉さんもウケルけど。」
秀はお腹を抱えながら言った。
「あーおかしぃーっ。でも藍治らしいっていうか…何か憎めないボケよね!!!」
「!」
藍治がアタシを見てる!秀は…良かったまだ笑ってる。そんなふうに見たら秀にばれる!!!やめてよ!!!