プレゼント

理緒  2007-10-28投稿
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高校三年生、私(理緒)には付き合って1年半になる彼(雅人)がいる。
この人と結婚するって思ってた。
ずっと一緒にいるもんだって思ってた。
高校卒業したら一緒に暮らす約束してたしそしたらお金の管理はどっちがするかとか話したり…まさか彼とその1ヶ月後に別れるなんて思ってもみなかった。

文化祭の時期だった。私たちのクラスはカジノみたいなコトをするコトになって教室の中の雰囲気づくりが細かい作業が多くて毎日残って準備をしてた。
その時に仲良くなったのが紗絵だった。
この子は学年の中でもあまり評判のいい子じゃなくて援交してるとかキャバクラでバイトしてるとか隣の男子校の人たちに手当たり次第手だしてるとかそんな噂が多かった。
でも私は自分がされなきゃ信じないってタイプだったからあんまり噂を気にしてなかった。でも話すキッカケとか特になかったから今まであんまり仲良くなかった。
この文化祭の準備で毎日残って作業してたのが私と私の親友の綾香と紗絵だったからいつの間にか仲良くなってた。
『なんだ噂にきくほど悪い子じゃないじゃん…一生懸命準備してるし』そう思った。
学校じたいにあまり来る子じゃなかったけど近頃は毎日のように来ていた。

雅人はとなりのクラスだった。
彼はものすごく嫉妬深く束縛が激しい。
私のスカートの丈も決めるし男友達と話すのも嫌がった。
話してるとこなんて見られたら1日口をきいてくれない。
最初はそうゆうの嫌だなって思ってたけど雅人を好きだったしだから別れようとは思わなかった。

文化祭の準備は順調に進んで文化祭も大成功。うちのクラスは黒字ですんだ。
先生からのカンパもあって文化祭の打ち上げに行くコトになっていてそのあと私は紗絵の家に泊まるコトになっていた。
紗絵は実家が青森だったから高校生でもう一人暮らしをしていた。
クラスでの打ち上げも終わり時間は終電ギリギリ…みんなはあわてて帰った。
私と紗絵はのんびりふらふら歩いて紗絵の家に向かった。
紗絵の家に着くとそこには知らない男の人が三人…
「紗絵どうゆうコト?誰?私雅人に怒られるし帰る」
そう言って家を出ようとした私の手をつかんで紗絵は
「どこに帰るの?もう終電もないのに。」とニヤニヤしながら言った。
まるで計画通りだというような顔をして。

続く…

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